【動画】Abdominal
おなかはすべてを物語る
東洋的思想も含まれているゲシュタルト心理療法では、
「抑圧された感情は筋肉に蓄積される」
という考え方をとっています
おなかには内臓が集中していて、本人の意思とは関係なく動く平滑筋(へいかつきん)の層がありますが、
特に顕著に喜怒哀楽が反映されるのが、これら内臓の筋肉だと思います
大病をされて 治療中の方や、
悲しみや不安や大きなストレスを抱えている方は、例外なくおなかが硬く張っています
セラピー中に深く長い呼吸に合わせながら、おへそをぐるりと囲んだ箇所を深部までゆっくり押圧していくと、
フタをしていた感情があふれ出て、泣き出す方もいらっしゃいます
不思議なことに、その抱いている感情によって、硬い部分、痛みを感じる部分が違うのです
東洋医学では、古くから「五情」は「五臓」
怒りすぎると「肝(臓)」を患い、
喜びすぎると「心(臓)」を患い、
憂いすぎると「脾(胃)」を患い、
悲しみすぎると「肺」を患い、
恐れすぎると「腎(臓)」を患う
と言われています
怒りをため込んだ人はおなかの右上あたり、ちょうど肝臓のあたりが硬くなるし、
思い悩みやすい人はおなかの左上、ちょうど胃のあたりが硬く張ります
でも、鶏が先か卵が先か、
おなかの引っかかりが取れると、こころの引っかかりも取れるのです
筋肉に蓄積された、言葉にならない感情を解放していただけたら、
セラピスト冥利に尽きるというものです^^